「オクラ」について
オクラは、アオイ科の植物で、野菜の中で最も美しい花をつけることで有名です。原産地は、アフリカ東北部といわれ、エジプトでは紀元前から栽培されていたようです。わが国では暑さに強い、まさに夏野菜いえます。花の美しさ形も魅力的で、ハイビスカスの仲間といわれれば納得できます。(写真C参照)
栽培は、寒さに弱いため一般地では6月に入ってから、マルチングフィルムを施した畑の植え場所1箇所に3粒ほどの種を撒き、本葉が3~4枚になったら1本にして大きく育てます。7月に入るとヤツデに似た葉も大きくなり(写真A参照)、そろそろつぼみも膨らみ(写真B)、きれいな花も咲きはじめます。(写真C参照)
花の交配が終わると落下した箇所に小さな実がつきます(写真D)そしてこの実が7~8cm位になったら、根元の茎の部分を鋏で切り取り収穫します。(写真E参照:大きさの比較は使い捨てライター)
オクラは、独特のネバネバ野菜として好まれていますが、この成分はコレステロールを減らす効果があり、またビタミンやミネラルも豊富で、整腸作用もあり“夏バテ防止”野菜として好適です。